コロナウイルス中古車輸出業界への影響

コロナウイルスが広まり始めた当初「中古車輸出業界は影響を受けないだろう」と予測していた日本から海外に輸出を行うバイヤーが多かった。

そのため2020年始まっても、中古車オークションでは輸出用の車は高額で取引されていた。

だが、コロナウイルスが彼らの輸出先にも大きく影響をはじめたことで状況は一変した。

現在、コロナウイルスは中古車輸出業界にも大きな影響を及ぼしている。

海外でもロックダウンや外出規制が行われている国が多く、

日本から輸出されている車や部品を販売している店舗に本来、世界中から集まるはずの客が全くいないのが現状。

そのため、現地での販売が完全にストップしており、日本から現地に届く車を買う人がいない状態が続いている。

流れが完全に止まってしまっているため、バイヤーは国内に保有しているヤード(駐車場)がいっぱいの状態であり、

たとえ相場が安くてもそれ以上仕入れるキャパシティーがない状態。

また車が売れないため、現金回収ができず、資金不足でもある。

これ以上仕入れには限界があるため、日本の中古車オークションに登場する車の相場が急落している。

出品を行う業者も全く利益が見込めないため、車を中古車オークションに出品せず、

コロナウイルスの状況が改善して相場が上がるのを待っているところが多く、出品される車の数も断然減ったのである。

こうした悪循環が起きていることにより中古車輸出業界は大きな打撃を受けている。

いち早くコロナウイルスが終息することを願う。

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